光触媒塗料を使った外壁リフォーム【part1】

更新日:2021.03.20
カテゴリー:コラム

 

まだまた普及率は低いものの、その機能の高さから注目を集めているのが光触媒塗料です。

今回は外壁リフォームに光触媒塗料を使用するとどんなメリットがあるのかなど、

光触媒塗料の特長を解説していきます。

 

1.光触媒塗料とは

外壁塗料の中には特殊な機能を持った「機能性塗料」と言われるものがあります。
その中でも特に高価で高機能な塗料が光触媒塗料です。光触媒塗料は製造するメーカーがあまり多くないなどの理由で
広く普及しているわけではありませんが、今後の外壁塗装業界で期待されている新種の塗料として注目を浴びています。
「光触媒」とは、光によって化学反応を促進させる物質のことです。つまり、光触媒塗料とは、
太陽の光が当たることで、外壁の表面についた汚れを分解し、分解した汚れを雨で洗い落とすという
セルフクリーニング機能のある塗料なのです。その他にも、赤外線を反射することで
外壁に熱を蓄積させない「遮熱効果」を持つものや、活性酸素が空気中の窒素化合物を酸化して
空中除去する「空気清浄機能」を持つものがあり、一般的な塗料よりも耐用年数が長いと言われています。

2.メリット

【セルフクリーニング効果によりキレイな状態が長持ち】
光触媒塗料の最大のメリットは、セルフクリーニング機能により汚れがつきにくくなるということです。
建物の外壁は、常に外気にさらされていて汚れが付着しやすく、風雨による劣化も受けやすい状態にあります。
また、自分で洗うことも難しく、頻繁にメンテナンスをすることもなかなかできません。
それに対して光触媒塗料は、太陽の光に当たると、塗料に含まれている「酸化チタン」が活性酸素を作り出して、
表面についた汚れを分解し、雨が降ると汚れと塗膜の間に水が入り込み、分解された汚れなどを流すことで、
キレイな状態を保ってくれます。他にも、空気中に漂う塵や埃が、静電気によって
表面に吸着するのを防ぐ「帯電防止効果」もあります。汚れの分解や雨水での洗浄によるセルフクリーニング効果と、
帯電防止効果により、汚れにくい状態を維持しているのです。

【耐用年数が長い】
光触媒塗料は一般的な塗料に比べて耐用年数が長いです。一般的には塗膜を劣化させる原因となる紫外線ですが、
光触媒塗料の場合は、紫外線を汚れの分解に利用しており、影響を受けにくいと言われています。
そのため、光触媒塗料の耐用年数は10〜20年となっており、人気の高いシリコン塗料の耐用年数7〜15年と比較しても
長いことがわかります。フッ素塗料は耐用年数が12〜20年と同じくらいですが、セルフクリーニングの効果などはないため、
機能だけを見れば、光触媒塗料の方が優れていると言えます。ただ、耐用年数が最大で20年程度と言われているものの、
光触媒塗料が発売されてからまだ20年を経過していないため、あくまで理論値ということになります。

【周囲の空気もキレイに】
 光触媒塗料には空気をキレイにする浄化作用の効果も期待できます。紫外線が当たると発生する活性酸素は、
自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物などを酸化させて、それらを空気中から除去してくれます。
そのため、光触媒塗料を塗装した建物周辺の空気がキレイになるのです。光触媒塗料は塗装としての性能だけでなく、
環境にも配慮された塗料であると言えるでしょう。車通りの多い道に面したお家に最適です。