使いやすいキッチンレイアウトは?使い勝手比較【part2】

更新日:2020.08.20
カテゴリー:コラム

 

おうちのリフォームの中でも人気が高いのがキッチンのリフォーム。

システムキッチンを新調するだけでなく思い切った配置換えをするキッチンリフォームも少なくありません。

使い勝手が悪いキッチンや閉鎖的で暗いキッチンを、ストレスフリーで居心地の良い場所に

変えるための配置や間隔の目安など、参考にしたいルールがある一方で、使う人の感覚や間取

りの違いによってキッチンの作り方は千差万別のためルールも万能とはいきません。

「ルールは破るためにある」というのも一理、このページでは絶対に外したくないポイントと

フレキシビリティが生かされた例を合わせてご案内しながら、

あなたにとって一番使いやすいキッチン・台所作りをお手伝いします。

 

 

3.作業用のスペースの広さと位置も計画する

ワークトライアングルは冷蔵庫、シンク、コンロの3つについてより効率的な位置関係が割り出されていますが、料理をする際は
冷蔵庫から材料を取り出し、置いておくためのスペース(準備スペース)、素材を切ったりさばいたりといった作業をする
スペース(調理スペース)そして出来上がった料理を皿に盛るスペース(配膳スペース)についても考えておかなくてはいけません。
以下ではそれぞれのスペースに必要な広さと、位置において気を付けたいポイントを一覧にしています。
3つの作業スペースをそれぞれ用意する必要はなく、うまくプランニングすれば兼用することもできます。
準備スペース30~75cm:冷蔵庫から近い位置に。冷蔵庫ドアの開く向きも考えて。
フラット型コンロなら調理していない天板上を準備スペースとすることも。
調理スペース60~90cm:シンクとコンロから近い位置に。広々取れるなら、準備スペースと併用も。
配膳スペース30~90cm:コンロから近い位置に。料理によっては調理スペースとの併用が難しい時も。
また、作業スペースについては、調理スペースと配膳スペースを兼用するようなプランも多くありますが、どの機能をくっつける方が
便利なのかは、あなたがよく作る料理の調理フローを考えてみると自然にわかってくるはずです。例えば調理スペースと配膳スペースが
兼用のプランでお好み焼きなどをする際、大きなボールが調理スペースを占領していると、焼きあがった料理を載せるお皿を
置くスペースが無くなってしまう場合もあります。他にもL型やⅡ型は、I型よりも作業スペースを取りやすくなるレイアウトが
可能なこともありますので、今お使いのキッチンやショールームで実物を見ながら、どの作業の際どれくらいのスペースがほしい、
ということからレイアウトを決めることもできるかもしれません。
 

4.コミュニケーションのハブとしてのキッチン間取り

ここからはキッチンをどのような場所として利用したいかを考える際の間取り選びに関して知っておきたいことをまとめています。
キッチンの間取りはダイニングやリビングとの関係から「独立型」「セミオープン型」「オープン型」の3つに分けられます。
セミオープンはセミクローズといわれることもあります。また壁に向かって料理をする形のものは「壁付けタイプ」、
ダイニングやリビング側に向かって料理をするタイプのものが「対面式」、対面式の中でもキッチンが島のように壁から
切り離されたタイプのものは「アイランド型」と呼ばれます。アイランド(島)と対比して左右のどちらかが壁についたものは
ペニンシュラ(半島)型と呼ばれることもあります。独立型キッチンは名前の通り、ダイニングなどから完全に分離された部屋に
置かれたキッチンの間取りを言います。キッチンがドアで塞がれていなくても、居間とのコミュニケーションが分断されているような
台所は独立型とされるようです。台所の臭いや煙をその部屋だけに収められるので他の部屋を汚しにくく、客間から遠いところにあれば
片付いていなくても気にならない点や、水仕事の音などが居間のテレビの音を邪魔しない点もメリットとして挙げられるものの、
料理をする人が家族から疎外されるような印象が強いのも事実で、現在新規でこの間取りが新たに選ばれることは少ないようです。
ちなみに独立型は一部屋まるまるをキッチンの用途に充てるため、必然的に壁付けタイプのものが選ばれます。キッチンリフォームの
依頼の多くは独立型からセミオープンもしくはオープンに変えるというもののようです。セミオープンもオープンも、リビングに対して
コミュニケーションを容易に取れる点では共通しています。セミオープンキッチンはダイニングに向かって料理ができることを
目的にしているため、基本的には対面型(ペニンシュラ型)です。ペニンシュラ型はオープンタイプのものもありますが、
どこの壁があるとセミオープンなのか、どこまで開けばオープンなのか、というはっきりした区切りや定義は特にないようで、
施工店や業者ごとに若干解釈が異なる場合もあるようです。オープン型のキッチンの中には既設マンションなどに多い
壁付けのものもあります。ダイニングと同じ空間の壁側にキッチンセットが設けられたものです。そして先ほどもご案内した
アイランド型キッチンもオープン型にカテゴライズされます。色んなスタイルのキッチンの呼び方を一通り確認しましたが、
肝心のキッチン選びに際しては、単にオープン/セミオープンといったカテゴリー名だけでなく、以下のような点を考えながら
ニーズを詰めていくと理想がより明確化します。
 

5.対面式キッチンの選び方

以下では人気の対面キッチンを選ぶ際、是非考えておきたいポイントについてまとめています。アイランドキッチン、オープンキッチン、
セミオープンキッチンいずれにおいても当てはまることが多いポイントなので、キッチン選びに困ったらぜひ一度ご一読ください。
・対面式の対面部分はコンロにするか、シンクにするか、はたまた両方か?
対面式でまず考えたいのが各設備の配置。ダイニングと対面する部分にコンロとシンクを両方設置することもできますし、
Ⅱ列型の背面もしくはL型の直角になった辺にシンクとコンロを分けて配置することもできます。
自分の好きな家事動線(横移動のみのI型か、90度振り向くだけのL型か、180度振り向くⅡ型か)で選ぶのもひとつですし、
お部屋の縦横の幅(I型は横幅が必要、L型、Ⅱ型はそれぞれ奥行がある方が収まりやすい)で選択が限られる場合もあります。
コンロがIHであれば対面側に配置することで、料理をしていない時はカウンター替わりとしても使えます。
(ダイニング側に立ち上がりのないフルフラット天板の場合)一方でコンロが壁に面していると排気がしやすいというメリットもあります。
・対面式の換気計画はどうするか
キッチンとダイニングがつながっている場合換気計画をきちんと立てることが望まれます。オープンキッチンの場合見栄えの面で
天井から吊り下がったタイプのレンジフードが好まれますが、コンロの前に気流が伝うことができる壁がある方が換気扇の効きは
良いと言えます。造作壁で目線を遮りたくない場合はガラスの仕切りなどもあるのでご検討ください。
・対面式ワークトップのダイニング側はどうする?
ワークトップ(天板)ですが、フルフラットで対岸をテーブルのように使うこともできれば、ダイニング側に立ち上がりを作って
水はねを防いだりちょっとした目隠し効果を得こともできます。最近は立ち上がりが数センチという、フルフラットに近い
カウンター有りのものなどバリエーションも増えてきています。ショールームではこれらのことを踏まえて是非お気に入りのものを
見つけてみてください。あなたのこだわりに適う製品が見つからないという場合はオーダーキッチンという手もあります。