床材選びの参考に!無垢材フローリング【アカシア(ミモザ)編】

更新日:2020.08.24
カテゴリー:コラム

 

フローリングには様々な質感や色合いのものがあります。アカシアフローリングもその1つです。

アカシアの深みのある色や足に感じる硬さには、人を惹きつける独特な魅力があります。

   
自然素材を使ったナチュラルな家を作りたい方にとって、無垢のフローリングは憧れの存在とも言えるのではないでしょうか。
フローリング材として使われる木にはさまざまな種類があります。中でもアカシアは、高級感と木のナチュラル感が感じられ、
硬質であることからも住宅・商業施設共に需要が高まっている今注目のフローリング材です。「ワイルド」「深みがある」との
呼び声が高い、アカシアフローリング。高級木材であるウォールナットよりも安く、それでいて似た色合いを味わえるという点も
魅力の1つです。
 

1.アカシアとは

アカシアは、広葉樹のマメ科で、世界中に約1300種もあると言われています。同じアカシア属でも、種類や生育地域により、
木材の性質や木味は異なります。熱帯から温帯に広く分布し、東南アジアで商用植林が盛んです。花屋で「ミモザ」という
黄色い春の花を見かけたことがあるかもしれませんが、実は「ミモザ」とはアカシアのことなのです。
 

2.アカシアの特徴

【独特の木目模様と深みのある色合い】
アカシアは赤みも黄みもさほど強くない、落ち着いた印象の色です。木の中心部分と表皮に近い側では色の濃さが異なり、
中心部はダークカラー、外側の部分は明るい色になります。まっすぐ縦に走る木目に、ところどころ渦巻く模様が特徴です。
無垢材は自然のものであるためどれ1つとして同じ柄はなく、世界に1つだけの柄を楽しむことができます。
自然塗装で仕上げれば手触りもさらさらと気持ちよく、ホッと落ち着ける空間を作り上げてくれます。
【船や家具にも使われる耐久性・加工性の高さ】
アカシアは比較的、寸法安定性が高いという特長があります。濃淡のある柄で汚れも目立ちにくいため、住宅だけでなく、
店舗や来客の多い事務所にも使用できます。また、アカシアは腐りにくい性質も兼ね備えています。その頑丈さが評価され、
アメリカの西部開拓時代には駅馬車の車輪や車軸としても使用されていました。古くから上質な木材として認知されており、
さらに時代をさかのぼった古代エジプトでも、家具や工具の材料として使用されていたと言われています。
現在もフローリングだけではなく、船や構造材、ウッドデッキから家具、食器に至るまで幅広い用途で使用されています。
【比較的リーズナブルな値段】
アカシアは成長スピードがとても早い木です。木材として伐採できるようになるまでに、10年も掛かりません。
天然のものを使う無垢材はどうしても値段が高くなってしまいがちですが、何十年も掛けて育てる木に比べて、比較的手に
入れやすい価格帯であることもアカシアの魅力です。原産は北アメリカですが、近年ではインドネシアやベトナム、タイを
中心とした東南アジアでの商業植林が増えています。そのため、アメリカやヨーロッパから運んでくる他の樹種よりも輸送の
コストが掛からず、リーズナブルな値段で販売されています。
 

3.木の色味・経年変化

心材は濃い茶色で、辺材は白色と、色の差がはっきりしていて、使うほどに赤茶系の落ち着いた色味に変化していきます。
木目は基本的に通直ですが、時として絡み合うことがあり、それがアクセントとなって材としての魅力を高めています。
その木柄はウォールナットに似た濃く深みのある色合いを持ち、ところどころに木目を横切って現れる光沢のある縞模様が
独特のニュアンスを醸し出します。材質的にも重厚で高級感が際立ちます。
 
さいごに…
深みのある色合いが魅力的なアカシアの無垢フローリングについてご紹介しました。これまで日本ではあまり知られていなかった
アカシアの無垢フローリングですが、最近では輸入量も増え、ポピュラーになりつつあります。フローリングの新たな選択肢の
1つとして、ぜひ覚えておきたい樹種と言えるでしょう。