介護リフォームでできること 5.浴室のバリアフリー化

更新日:2020.08.23
カテゴリー:コラム

 

お風呂は介護者にとっても要介護者にとっても負担が大きい場所です。

介護のためにリフォームを済ませておけば肉体的な負担が減り、

少なからずストレスを軽減できます。

   
年齢を重ねて体が思うように動かなくなると、浴室のリフォームが必要になるでしょう。
お風呂は介護を必要とされる方に合うように、バリアフリーへリフォームする必要が
あります。滑りやすく、事故も起きやすい浴室は、介護リフォームで高齢者にとって
使いやすいものにしておくと安心です。それでは、トイレのバリアフリー化でできる
ことをご紹介します。
 

1.高齢者や要介護者にとって使いやすい浴室

できるなら誰にも気兼ねせず、ゆっくり入浴したいですよね。安全に気持ち良く入れる
浴室とは、どのようなものでしょうか。
・出入りに不自由がない
体が濡れた状態であったり、床が濡れていたりすると、わずかな段差でも転倒する
危険性が高まります。浴室と脱衣所の間の段差はなくすにこしたことはありません。
車椅子を使用する場合や介護者が一緒に入る場合も、段差がないほうが無理なく
移動できます。
・濡れても滑らない
滑って転倒すると、大ケガにつながるおそれがあります。濡れても滑らない床で
あれば、要介護者だけでなく、他の家族が使う場合も安心です。床だけでなく、
浴槽の底に滑り止め加工も施すとなお良いでしょう。
・浴槽への出入りがしやすい
浴槽への出入りがしやすいことも大切なポイントです。浴槽の中に入るには、浴槽の
壁をまたぐ必要があります。浴槽自体が高いと、またぐときに脚を大きく上に上げ
なくてはならないため、体のバランスを崩しやすくなります。浴槽にはお湯が張って
ありますから、水の中に倒れて大きな事故につながるおそれもあります。また、低い
浴槽のほうが、入浴を助ける介護者の負担も軽くなります。
 

2.浴室のバリアフリー化でできること

浴室のバリアフリー工事のうち、補助金が使える事例についてご紹介します。
リフォームで思わぬ事故を防ぎ、心地よい入浴タイムを提供しましょう。
・手すりの取り付け
扉の開け閉め、洗い場での移動、浴槽内への出入りなど、高齢者や要介護者が無理なく
動くための手すりを取り付けることができます。特に、浴槽から立ち上がるときに
つかめる手すりを付けておくと、高齢者にとって安心です。
・段差の解消
浴室の床をかさ上げするなどして、脱衣所からの段差をなくす工事をすることが
できます。また、高すぎてまたぎにくい浴槽の交換も、段差解消の一環として可能です。
・滑り防止、スムーズな移動のための床材の取り替え
浴室の床を滑りにくい素材のものに取り替えたり、滑り止めマットを取り付けたり
することができます。ただし、滑り止めマットの場合、置くだけでは補助金支給の
適用外のため、しっかりと取り付ける必要があります。床素材を変えるときには、
足をついたときに冷たさを感じない機能を備えたタイプにすると、さらに使い勝手が
良くなります。
・引き戸など使いやすい扉への取り替え
使いやすくするための扉の交換も、補助金支給の対象内です。玄関やトイレなどは
引き戸に変更することが多いのですが、浴室に向いているのは、3枚引き戸や折り戸。
介護者にとっても便利です。内側に開く扉を外側に開くものに取り替えることもできます。
 
さいごに…
介護が必要な方が使いやすいお風呂にするためのバリアフリーリフォームについて
ご紹介しました。高齢者も安心して入浴できる介護用お風呂のリフォームには、
介護する側とされる側、どちらにもたくさんのメリットがあります。いつまでも
バスタイムを楽しむために、それぞれのご家庭に合ったリフォームで介護者や
介助者の双方が気持ちよく暮らせるよう検討しましょう。