介護リフォームでできること 4.階段のバリアフリー化

更新日:2020.08.22
カテゴリー:コラム

 

近年高齢者の増加とともに住宅をバリアフリーリフォームする

家庭が増えています。特に居住空間に階段がある場合、高齢に

なると階段の昇り降りが難しくなるため何らかの対策が必要です。

それでは、階段のバリアフリー化でできることを見ていきましょう。

   

階段・廊下は住宅内の各部屋を利用するための重要な移動スペースです。
自立するには、行きたい部屋に不自由なく行けることが大切です。
安全に移動するためには、段差の解消、滑り止め、補助手すり等
の工夫が必要です。

 

1.高齢者や要介護者にとって使いやすい階段

「要介護者が可能な限り自立した生活を送る」という視点から、使いやすい
階段がどのようなものか考えてみましょう。
・つかまるところがある
手すりなど、上り下りの際につかまるところがあると、体を支えることが
できます。また、かける体重が腕にも分散されるため、足腰への負担を
和らげることにもつながります。しっかりとつかめる太さ、形状の手すりが
ベストです。
・段差がゆるやかな設計になっている
できるだけ一段ごとの段差の少ないほうが、上るときも下りるときも足腰に
負担がかかりません。どのようなケースでも施工できるというわけでは
ありませんが、家の状況次第では、段差をゆるやかにする工事も可能です。
・階段昇降機が設置してある
足腰が弱った高齢者や車椅子を使用している人にとっては、階段昇降機が
あると、とても便利です。昇降機があれば、介護者の負担も大幅に軽減されます。
どのような家にも取り付けられるわけではなく、また、介護保険の補助金適用も
されませんが、検討する価値はあるでしょう。
 

2.階段のバリアフリー化でできること

階段のバリアフリー化のうち、補助金が支給される工事について見ていきましょう。
・手すりの取り付け
手すりの取り付けは、階段の介護リフォームの中でも多い工事です。必要に
応じて、階段に差し掛かる前の廊下から取り付けると、使い勝手が良くなります。
気を付けたいのは、使う人の体型に合った位置に取り付けることです。
要介護者本人が使いづらいようでは、役に立ちません。また、階段の幅や長さを
考慮しないと、使いにくくかえって邪魔になる場合もあります。信頼できる
リフォーム会社によく相談して決めましょう。
・段差の解消
階段の段数を増やし、一段の段差をゆるやかにする工事は、補助金支給の対象内です。
ただし、施工が可能かどうかは家の構造や階段の状況によって変わります。
・滑り防止や床材の取り替え
階段の滑り防止工事は、補助金支給に該当します。主な工事方法は、次のいずれかです。
階段や階段を使う人の状況に応じて、どの方法が最適か選ぶと良いでしょう。
【階段の滑り止め工事の例】
 1.階段の一段一段に滑り止めをつける
 2.滑りにくくなるように階段の表面を加工する
 3.滑りにくいカーペットなどを敷く
 
さいごに…
階段のバリアフリー化はすべてにおいて補助が下りるわけではなく、リフォームの
内容によっては補助が下りないこともあります。どういった場合に補助が下りるのか、
またどういった内容のバリアフリー化が可能なのかは検討する段階でぜひ知っておく
必要があります。また、高齢者とともに快適に生活していくため、高齢者の介護度を
上げずに生活していくために必要不可欠であるのが階段のバリアフリー化です。階段の
リフォームと一言で言ってもその内容は多彩です。予算と要介護者の自立度、家の
構造を加味したうえで最適な方法で階段のバリアフリー工事を検討しましょう。