今から始める梅雨の防カビ・湿気対策

更新日:2020.04.19
カテゴリー:コラム

 

住宅が、湿気が溜まりやすい構造であったり、断熱材の通気性が悪かったりすると、

カビが発生しやすいです。カビ対策がイタチごっこである場合は、本格的にリフォーム

することも視野に入れてみましょう。

   

1.快適な湿度に保とうとする調湿機能を持つ「エコカラット」

室内の壁を、湿度を調節できる壁材へ変更すると、快適な空間に変わります。
代表的な商品としては、リクシル社製の「エコカラット」があります。
湿気が多い時は吸収し、また乾燥している時には湿気を放出してくれるので、寝室やリビングにおすすめです。
押入れ・クローゼット内の壁に施工してみるのもいいと思います。なお水回りの場合にはパネルタイプの素材を採用すると、
水滴が付着した際に拭き掃除しやすいですよ。
【エコカラットの特徴】
・湿度の調整
雨の日や、湿度の高い梅雨時、室内干しをしている時などのジトジトを緩和し、カビ臭さや湿気を軽減してくれます。
・生活臭の脱臭
生活臭の中でも「4大悪臭」とされている、アンモニア・トリメチルアミン・硫化水素・メチルメルカプタンは、
トイレや生ゴミ、タバコやペットのニオイが原因で発生します。このような成分を、ナノメートルの小さな孔(あな)が吸着し、
脱臭してくれます。焼き魚や焼き肉などニオイがこもりやすい料理を安心して作ることができます。
・有害物質の吸着・低減
フローリングやビニールクロスの接着剤などには、トルエンやホルムアルデヒドといった、シックハウス症候群の
原因となる有害物質が含まれている場合があります。エコカラットは、このような目に見えない汚染物質を吸着・低減し、
健康被害から守ってくれる機能も持っているのです。
 

2.床下換気扇(換気システム)設置という方法も・・・

押入れや畳、洗面脱衣所などのカビ・湿気は、床下換気扇(換気システム)を設置することで解決できるケースがあります。
床下換気扇を付けることの一番のメリットは、湿気を排出して換気を良くすることにあるでしょう。
湿気は、菌などが木材を分解して組織を破壊する「腐朽」を引き起こします。
家の強度を低下させる原因にもなるため、早期対策が重要となります。
また、床下換気扇は床下に発生する結露を乾かしてくれる効果もあります。
実は、床下は温度差が激しいため、季節を問わず結露が発生しやすい場所です。
結露はすぐに乾けばあまり問題はありませんが、乾かないままだとカビや雑菌を繁殖させる原因になってしまうのです。
 

3.浴室乾燥機の増設で、室内干しも快適に

室内に干した洗濯物からの湿気が原因で、カビや結露が発生することもあります。
この場合には、お風呂に浴室乾燥機を設置すると良いでしょう。
浴室乾燥機の増設は、お風呂のカビ対策としても有効です。
一緒に物干し用のパイプも取り付けてもらっておくと、使いやすいですね。
浴室乾燥機とは、浴室についている乾燥機で、乾燥のほかに換気、暖房、冷風など、さまざまな機能があります。
冬は浴室内を暖めることができ、夏は涼しくすることができるため、入浴時に快適に過ごすことが可能です。
浴室内を乾燥させられるだけでなく、洗濯物を干すことができます。浴室内で洗濯物を干せば、
衣類がしわになるのを防ぐことも可能です。洗濯物を乾かすには洗濯乾燥機を利用する方法もありますが、
しわになりやすかったり衣類が縮んだりすることがあります。さらに、衣類の種類によっては
洗濯乾燥機で洗うことが難しい場合も少なくありません。
浴室乾燥機があれば、雨が続くときや花粉症の家族がいる場合でも洗濯物を干すことができ、
部屋干しの臭いや生乾きの臭いなどもしにくいです。
 

4.カビ対策をするためには、まずカビが発生・繁殖する原因を知っておきましょう。

【カビが発生しやすい条件とは?】
①酸素
②温度 (特に、室温20〜30℃)
③湿度 (70~80%以上)
④汚れ (ゴミ・垢など)
カビは、酸素がある(=空気がある)場所で、湿度が70~80%以上になると発生しやすく、
さらに室温が20〜30℃の時に育ちやすい傾向があります。また、カビは植物の一種ですが、光合成はできません。
代わりに水分を好み、その他にタンパク質・皮脂・炭水化物・アミノ酸・糖分・ホコリなどを栄養源としています。
つまり、食べカスや垢(アカ)、皮脂が付着した髪の毛などの汚れはすべて、カビのエサとなってしまうのです。
  住宅の状態に合わせた防カビ・湿気対策をして、一年中過ごしやすい住まいを実現してくださいね。