雨漏りしたらどうすればいい?修理における重要なポイント

更新日:2020.03.21
カテゴリー:コラム

 

台風などの自然災害で屋根の瓦などが外れると、雨漏りが起こることがあります。

室内が濡れてしまいますし、できれば早めに修理したいですよね。

そこで今回は雨漏り修理におけるポイントをご紹介します。

 

 

1.雨漏りが起きたときにすること

雨漏りに気づいたときに最初にすべきことは、室内での被害を最小限に抑えることです。バケツやタオルなどを使って、
雨水が床などを濡らさないように対応しましょう。次に、原因の追求と被害の確認をしなくてはいけませんが、
この作業は業者にお願いする必要があります。業者の雨漏り修理は、ただ雨漏りを止めるだけの修理ではなく、
雨漏りの検査を行って原因を突き止め、原因と被害状況に合わせて修理を行います。修理の対象は屋根だけではなく、
外壁や内装にまで範囲が広がることもあるからです。これらを素人が行うのは難しいため、専門知識を持った業者に依頼しましょう。
また業者が修理に来たときに雨漏りした部分が乾いていると、場所の特定に時間がかかることがあるので、
雨漏り箇所の写真を撮っておくといいでしょう。また、雨漏りの原因によっては火災保険が適用されますが、
写真があると申請をスムーズに行うことができます。
 

2.雨漏りは場所の特定することが重要

雨漏りの修理をするには、まずはどこから漏れているかを特定する必要があります。
ここでは雨漏りしやすい場所とその修理のポイントをご紹介します。
・瓦、ストレート屋根
台風などで瓦やストレートに飛来物が当たると、ヒビが発生することがあります。瓦やストレートのヒビから雨が染み込み
雨漏りの原因となります。基本的には新しい瓦やストレートに交換して、コーキングするだけですので安価に修理することができます。
また瓦を固定する漆喰は屋根材よりも寿命が短いため、雨漏りの原因となりやすい箇所のひとつです。こちらは古い漆喰を取り除き、
漆喰を塗り直します。細かい作業が必要で腕の良い職人さんの仕事になるため、やや割高な作業になります。
・谷樋(たにとい)
2つの屋根面が接する部分に設置される樋のことを谷樋と呼びます。谷樋は水が集まってくるため腐食しやすい材料のひとつです。
谷樋に穴ができてしまった場合は寿命ですので、丸ごと交換します。瓦やストレートを一部外すことになりますが、
半日から1日作業で雨漏りを止めることができます。
・棟板金
棟板金はスレート屋根の最上部に被せる金属の山形板のことです。棟板金から雨漏りしている場合は、
棟板金が浮いていたりして寿命になっている可能性があるため、ヌキ材と棟板金の交換を行います。
足場を組む必要がありますが、修理は2日程度で完了します。
・ベランダ
意外と見落とされがちなのがベランダ外装の亀裂です。ベランダ外装の亀裂から染み込んで雨漏りに繋がることがよくあります。
修理は簡単で、防水コーキングを行うだけで雨漏りを止めることができます。
・外壁
雨漏りは屋根が原因だと思っている人が多いのですが、意外な箇所として外壁からも染み込んでくることがあります。
外壁にクラックが入っていたり、塗装が剥げていたりする場合には、そこから雨が建物内部に入り込んでくることがあります。
外壁リフォームは足場が必要ですので、再塗装で2週間程度、サイディングの重ね張りで10日程度かかります。
・窓
建物を建てたばかりや、建ててから数十年経過しているという場合には、窓から雨漏りすることもあります。
窓枠を固定しているコーキングの寿命は10年とされています。10年経過したらすぐに雨漏りするというわけではありませんが、
劣化は始まっていて、いつ雨漏りしてもおかしくありません。足場を組む必要のない窓の再コーキングなら1日程度で修理が終わります。
 

3.雨漏り修理の費用相場

リフォームを行うにあたって最も気になるのは、どれくらいの費用が発生するかということですよね。
費用は修理箇所によって違います。修理箇所ごとの費用相場は以下のようになります。
瓦・ストレート屋根:1万~45万円
棟板金:3万~20万円
谷樋(たにとい):8万~20万円
ベランダ:3万~25万円
外壁:5万~50万円
窓:3万~25万円
ここでご紹介したのは一般的な費用ですので、実際にどれくらいかかるのかは雨漏りの状態や、建物の構造によって変わります。
正確な費用を知りたい場合には、業者に見積もりを出してもう必要があります。
 

4.雨漏りの工事費用が特に高額になる場合

雨漏りの修理の費用相場は5万~30万円くらいですが、工事内容によってはそれよりも遥かに高い金額が発生することもあります。
どのようなときに雨漏り工事が高額になるのかご紹介していきます。
・経年劣化していた場合
屋根の一部を補修する程度なら数万円で済むこともあるのですが、屋根がすでに寿命を迎えているようなケースでは、
屋根の葺き替えが必要になります。経年劣化によって屋根の葺き替えをする場合には、100万~300万円くらいの費用が発生します。
屋根の種類にもよりますが、トタン屋根などは早ければ10年経過した時点で寿命を迎えることもあり、
長持ちする瓦屋根でも下地が数十年で寿命を迎えてしまいます。このような場合は、一時しのぎで修理してもまた別の箇所から
雨漏りしますので、費用が高くても全面葺き替えを行った方が良いでしょう。
・大がかりな調査をした場合
雨漏りの経路が分かりづらい場合には、サーモグラフィー調査のような費用の高い調査をすることになります。
このような場合下記のような追加費用が発生します。
散水調査:0~30万円
サーモグラフィー調査:10万~40万円
発光液調査:5万~20万円
解体調査:0~10万円
雨漏り修理を依頼する場合は、散水調査くらいまでなら無料で対応してもらえることもありますが、サーモグラフィー調査や発光液調査、
解体調査となると作業費と機器を使用する費用が発生するため、通常よりも修理費用が高くなる傾向にあります。
・放置していた場合
雨漏りも発生したばかりであれば数万円で直せますが、それを放置した場合には柱の腐食などが広がってしまい、
大掛かりなリフォームが必要になることもあります。どれくらいの費用になるかは被害の拡散具合にもよりますが、
10万円で済むはずが放置した結果100万円以上かかったという話もあります。晴れていると雨漏りの影響がないので、
ついつい放置しがちなのが雨漏りです。でも放置して自然に直るということはありません。
確実に一歩一歩悪化へと向かっていますので、雨漏りは出来るかぎり早急に対応しましょう。
 

5.雨漏り修理で費用を抑えるポイント

雨漏り修理の費用は2万~200万円までと幅があり、外壁を全面張り替えたときのように、
修理が大掛かりになるときはかなりの出費になります。とはいえポイントをおさえることで、
高額な修理にしなくて済むケースがあります。そのポイントは、雨漏りしたらすぐに修理依頼することです。
雨漏りの費用が高くなる一番の理由は、雨漏りを長い間放置した結果、雨漏りによる被害が広まってしまうことにあります。
雨漏りしたばかりであれば数万円で修理可能だったものが、雨漏りをそのままにした結果、柱や梁が腐食してしまったり、
壁紙にシミを作ったりすることもあります。そうなると屋根の補修だけで済まず、天井や壁紙の張替えまで必要になることもあります。
雨漏りを見つけたら、被害が広がる前にすぐに修理依頼するようにしましょう。