床材選びの参考に!無垢材フローリング【メープル編】

更新日:2020.03.19
カテゴリー:コラム

 

日本でフローリングと言えば、ウォールナットやオーク、タモ材などの人気が高く、

メープルはフローリング材の中ではまだまだ知名度の低い存在です。

乳白色で柔らかく、家具や内装材としても多く使われる「メープル」についてご紹介します。

   

1.メープルとは

日本名はイタヤカエデ。木材の産地としてはカナダが多く、葉が国旗にデザインされるほどです。
日本では葉の形から「蛙手」と書きカエデフローリングとも呼ばれる広葉樹です。
爽やかでクリーミィな色調のメープルは、縮れ杢模様も見られ、光のあたり方で変化する
絹のような光沢と変化に富んだ木目が大きな魅力です。和室の造作材として敷居に使われることもあるように
材はきめ細かで磨耗に強く、堅さがあります。また、北米では、古くから家具に使用されています。
特に鳥目杢(小さな渦巻き模様)があるものは、バーズアイメープルと呼ばれ、珍重されてします。
磨耗性も強いことから、ダンスフロアーの床などにも使用されています。 材質は堅く、明るい色合いの中にも、
優しい木目ときらきらと光る杢、自然な色むらが映える木材です。
 

2.メープルの特徴

メープル材は白っぽい色味ときめ細かい木目が特徴の木材で、木材の種類としては広葉樹の散孔材というものになります。
散孔材は水分を通す導管の形や配置が点在しているのが特徴の木材で、その導管の形や大きさは木材によってさまざまで
見た目がユニークな特徴があります。特にメープル材の中でも木目に特徴があるものは高級木材として扱われることがあり、
鳥の目のような模様の「鳥眼杢(ちょうがんもく)」と呼ばれる木目のあるものが有名です。もう1つの特徴としては、
針葉樹よりも広葉樹は導管の数が少ないため、繊維が多く木材としての強度が高いという特徴があります。
そのため広葉樹の散孔材であるメープル材も木目に特徴があり、さらに強度が高く、表面も堅いという特徴があります。
・清潔感のある色味
木材は赤身と呼ばれる中心部分が赤く、辺材と呼ばれる周りが白っぽいのですが、特にハードメープルは全体的に白っぽく、
美しさにおいて最高峰とされています。メープル材をフローリングや建具として使用すれば、部屋が明るく見え、
清潔感のある空間となります。
・肌触りの良い質感
絹のような美しい光沢があることから、メープル材は木の真珠とも称されます。キメが細かく、つるつるしているので、
素肌で触れたときの感触が非常に心地良いです。
・強度があり、衝撃に強い
木には針葉樹と広葉樹の2種類が存在します。一般に針葉樹よりもメープルをはじめとした広葉樹のほうが強度があり、
耐衝撃性に優れています。2種類の木材を顕微鏡で見てみると、針葉樹は細胞と細胞の間にたくさんの小さな穴があいていて、
密度は低くなっています。しかし、広葉樹は穴が少なく、密度高くなっています。そのため、広葉樹のほうが硬く、
重さがあります。そんな広葉樹のなかでもメープル材は硬さがあるので、フローリングとして使用してもキズがつきにくく、
よほど重いものを落とさなければへこみません。また、重硬で肌目が緻密で衝撃にも強いため、ボーリング場のレーンに
使用される事でも有名です。
・冬場はややひんやり感じる
無垢材は素手や素足で触れたときに自然な温かみがあることから、床材として選ぶ人も多いです。
ただ、メープル材は無垢材の中でも硬いので、柔らかな針葉樹に比べると冬場はややひんやりと感じてしまうかもしれません。
・経年変化で色が変わる
メープル材に限らず、無垢材ではよく起こることですが、時間が経つと色があめ色や褐色に変化していきます
。この原因として、メープル材にはカテキンが多く含まれています。カテキンは空気に触れて酸化すると
茶色いタンニンへと変化します。これが沈着してしまうことでメープル材は茶色くなっていくのです。
また、長時間紫外線にさらされるのも変色の原因となります。変色を完全に防ぐのは難しいのですが、
メープル材の色味を少しでも長持ちさせたいのであれば、直射日光が当たりにくいようなレイアウトにすることをおすすめします。
 

メープル材は色味が白くて明るいため清潔感とさわやかな印象を与え、
また手触り肌触りがよいため人気のある無垢材です。部屋全体が明るい雰囲気になり、さらに部屋全体を
ナチュラルな雰囲気にまとめてくれます。さらにメープル材は籐家具や観葉植物、アンティークな味わい深い家具を
配置してもよく似合い、逆にカラフルで近代的なデザインの家具を配置してもしっくりくるという意味でも人気があります。
家を清潔感あふれる明るい雰囲気にしたい場合は、メープル材がお勧めです。