INAX災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」

更新日:2019.11.10
カテゴリー:コラム

災害時には、飲食料や衣料の確保とともに、トイレ・衛生対策が重要です。水や食料はある程度我慢ができたとしても、排泄を我慢することはできません。とくに、子どもや女性、お年寄り、障がい者などの視点で、トイレのあり方を考えることが大切です。

今回は、株式会社LIXILが開発した平常時も災害時も、いつもと同じ場所・同じ使い方で、子供から高齢者まで誰でも使えるINAX災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」についてご紹介いたします。

平成の30年間、日本はいくつもの自然災害に見舞われ、避難所での生活を余儀なくされる方々も多くいらっしゃいました。避難所生活における断水下では、トイレが喫緊の問題となり、普段通り水洗トイレが使用できない環境が、衛生面での問題はもちろん、被災者の精神的な負担や健康障害に繋がることも大きな課題となっています。

「レジリエンストイレ」の最大の特長

災害での断水時でも、いつものトイレをそのまま快適に使用できる点です。一般的なトイレと異なり、「強制開閉弁」を採用することで、平常時は5L、災害時は1Lの水で洗浄可能(※2)な状態に切り替えられます。
※2:レジリエンストイレのご採用にあたっては、断水時に汚物を下水道まで搬送するため、「手動給水方式」または「汚水循環方式」のいずれかの配管設計をお勧めしています。

災害時、少ない水でトイレが洗浄できるようになることは、衛生的であることはもちろん、トイレ洗浄用の水の確保も比較的簡単になり被災者の負担を減らすことにもつながります。また、平常時と同じ使い方ができることにより、高齢者や、障がいのある方、子どもや女性など誰でも安心して利用いただけるトイレ環境を提供することが可能となります。

INAX災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」の普及を通じて、災害時のトイレの課題や総合的な備えの啓蒙をすすめ、災害時の健康被害や災害関連死が少しでもなくなることを願いたいですね。
建物内に設置できるトイレの台数には限りがありますので、INAX災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」は、すべての避難者の利用をカバーできるわけではありません。災害時に利用される携帯トイレや仮設トイレ、マンホールトイレ等と共存することで防災力を高めることが重要となります。