終の棲家へ。高齢者リフォーム

更新日:2019.09.15
カテゴリー:コラム

子供が巣立ち、夫婦2人だけの住まいになった家を「終の棲家」として生まれ変わらせるリフォームが増えてきています。
60歳以上になって住み替えのために住宅を購入する方もいらっしゃいますが、ローンが組みにくいことや収支の相殺が難しく、買い替えや建て替えよりも、住み慣れた家をより住みやすくするリフォームの需要が高まってきています。
買い替えの場合ですと、平均2500万円ほどの費用が必要となってきますがリフォームを行うとなると大幅な物でも約半分の費用で行えます。

老後を見据えたリフォームではどの部分を改装する方が多いのでしょうか?

・浴室
滑りにくい素材にしたり、ヒートショックへの対策として防寒措置を行う。
タイル張りからユニットバスへ変えて軽減させたり、場合によっては窓を二重窓に、浴室暖房をつけて温度落差を解消することが挙げられます。

・トイレ
動作に合わせた手すりの新設や便座のヒヤッとの解消、流し忘れ等の防止のための機器を採用する。
暖房便座を取り入れたり、夜間の排泄時にも安心なセンサーライトを取り入れたり,立ち座りの際に体の負担を和らげるよう、手すりを適切な位置に取り付けたりします。

・LDK
段差の解消や床暖房の設置、車いすの生活を想定した通路幅の確保。
和室だった部屋や、キッチンが分けられている場合段差があることもしばしば。小さな段差につまずきやすい高齢の方なのでこうした段差を解消したいという要望は多く見られます。また車いすでの生活を想定して必要な通路幅を確保したり、車いすがぶつかって損傷とならないように壁や角、建具などの保護も視野に入れたい部分です。
近年では【ユニバーサルデザイン】という福祉向けの商材も多くなり、キッチンや洗面化粧台にも取り入れられています。
車いすのままだと、近くによっての動作が難しくなるため、下部の収納を無くしオープンにすることで車いすのタイヤが入り込めます。ですので、自分で顔を洗ったり、料理をしたりが叶うように。

・洋室
階段を使って2階に上がることが難しくなった場合には、LDK近くに寝室があることを望まれる方も多くいらっしゃいます。
日常の動作や生活状況にあわせて、寝室・トイレ・LDKの位置を配慮したり,ベッドへの移乗で障害になるものが無いように配慮して計画をします。

・玄関廻り
靴の脱着の際かがんだ姿勢を少なくするため、簡易なベンチや椅子を玄関に設置したり 上がり框の高さ解消のためにスロープを設置する、手すりをつけるなども要望に多いです。

こうしたリフォームを行う際に、介護保険を受けている方は補助金が申請できることもあります。等級やリフォーム内容によって金額は異なりますが1人につき20万円が上限となり1割が自己負担です。

終の棲家として、住みやすく過ごしやすい家に変えませんか